耐火用金庫はなぜごみに出せないの?その理由を徹底解説!
火災や震災による二次火災に備えて、耐火金庫を置いている方も多いのではないでしょうか。
耐火金庫の寿命は20年ほどと言われています。
引っ越しなどで、それよりも前に不用になってしまうこともありますよね。
今回は、不用になった金庫の処分方法について解説していきます!
耐火用金庫をごみに出せない理由
耐火用金庫は自治体でごみに出すことができません。
なぜでしょうか?
その理由を説明していきます。
耐火用金庫の特殊な製造法
金庫の主な材料は「コンクリート」です。
鉄の塊のように見えますが、鉄は金庫の表面を覆っているだけです。
実は、その中に「気泡コンクリート」と呼ばれる特殊なコンクリートが詰め込まれているんです!
気泡コンクリートの中には水分が含まれていて、火災が起きるとその水分が蒸気として噴出します。
その気化熱によって、金庫の内部を紙が焦げない177度以下に保つそうです。
耐火用金庫は産業廃棄物なの?
「誰が使っていたか」によって、処分するものが産業廃棄物か一般廃棄物か変わってきます。
事業主の場合 | 産業廃棄物扱い ⇒各地域の産業廃棄物指定業者へ依頼します |
個人の場合 | 一般廃棄物・市町村粗大ゴミ扱い ⇒各自治体によって、ごみの分別が異なるため、確認が必要です |
事業規模の小さい個人事業主の場合でも、産業廃棄物として処理をする必要があるんだって!
自治体による耐火用金庫のゴミ出し規定
ほとんどの自治体では、耐火金庫の収集を行っていません。
それはなぜかというと、耐火金庫に使われている気泡コンクリート特殊な素材だからです。
そのため、「処分が難しいもの」として自治体では回収不可となっています。
誤って粗大ごみ回収場に出してしまうと、不法投棄となってしまう恐れがあるので注意しましょう!
耐火用金庫の処分に必要な手順
金庫の大きさや状態で、どう処分するかの選択が変わってくると思います。
処分の際に聞かれる内容かと思いますので、それそれチェックしましょう。
耐火用金庫の重量とサイズを測定しておく
金庫の高さ・幅・奥行きをメジャーで測ります。
型番が分かれば、検索して調べることもできます。
重量・メーカー・型番は、金庫の側面や内扉などに記載されている場合が多いようです。
使える機能に問題がないかをチェック
まだ使える状態であれば、リサイクルショップで売ったり、フリマアプリに出品することも可能です。
金庫が開くか・鍵があるかが最も重要です。
開けることができないと、使うことができません。
中身がない状態で処分すると思いますが、金庫が開かない場合は、開ける専門の業者への依頼が必要になります。
チェックポイントは細かくこちらにも載っているので、参考にしてください。
耐火用金庫の処分にかかる費用相場
では、耐火金庫を処分する際に、実際にいくらかかるのでしょうか?
無料での処分はできるのでしょうか?
こちらで説明していきます。
処分業者への依頼費用
一般的に、約30kgの家庭用の耐火金庫の処分費用は、2万円ほどのところが多いようです。
金庫を運搬する料金が、サイズや重さによって別で2〜50万円かかることもあります。
そのため、概算で4〜5万円程度はかかることになります。
大きさや重さでかかる金額も、業者によって変わってくるので、いくつか問い合わせてみるといいと思います。
金庫処分の無料サービスはあるの?
引き取りを行っている金庫の販売店もあるそうです。
しかし、「その金庫を購入した店舗」や「新しい金庫の購入時」など、条件が限られていることもあります。
購入したお店を覚えている場合や、新しく購入する場合は、お店の人に聞いてみてください。
持ち込みしか対応していないケースも少なくないそうです。
そうなると、重い金庫を店舗まで自分で運ばなければいけません。
そこも合わせて確認しましょう。
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