ゴミ屋敷の心理を解説! なぜ人々はゴミ屋敷で暮らすのか?
ゴミ屋敷は、どうして生まれてしまうのでしょうか?
実は、そこに住む住人の環境から心的要因に至るまで原因はさまざまです。
この記事では、その原因を細かく解説し、ゴミ屋敷化してしまった場合の対処法をしっかりとご紹介していきます。
ゴミ屋敷になりそうな方から、家族の家がゴミ屋敷になってしまっている方まで、まさに現在お悩みになっている方の参考になれば幸いです。
ゴミ屋敷の謎: 原因と対策を探る
はじめに知っておいてほしいのは、どんなシチュエーションであってもゴミ屋敷に住んでいる当人や周りの方はその状態に「悩んでいる」という事実です。
まずは、そこに至るまでの原因を把握していくことで解決方法を探っていきましょう。
ゴミ屋敷とは?
ゴミ屋敷という言葉には、明確な定義はありません。不要な物が家の中や外にあふれ、生活できる空間がほとんどなく、人間の生活に適さない状態のことを指します。
簡単に言えば、「家の中が足の踏み場もなく、ものであふれている状態」になるでしょう。
ゴミ屋敷が生まれる背後にある心理的要因
さまざまな心理的要因がありますが、過労や過度なストレスを感じている場合や精神疾患などの目には見えないトラブルを抱えているケースが多くあります。
ごみ屋敷に住む人々の心理状態
一見わかりにくいような複雑な心理状態が、目に見える形として現れるのがごみ屋敷につながる大きな原因です。
ここでは、ごみ屋敷に住む人たちの心理状態の例を紐解いていきます。
ゴミ屋敷住民の共通点は孤独や疎外感:
近隣に誰も知り合いがおらず一人で暮らしている場合、孤独感からゴミ屋敷になりやすいといわれています。
ゴミに囲まれることで疎外感が薄れるという人も少なくないからです。
家族や配偶者を亡くし、孤独が深まることがきっかけになるケースもあります。
執着心から物を捨てられない
本人の物に対しての執着心が強くなってしまっているのが特徴です。
周りの人がゴミだと思うものでも本人は「必要な物」「価値のある物」と認識しています。
捨てるのがもったいないので処分できません。
捨てられずに物がどんどん増え続けていき、結果としてゴミ屋敷になるというわけです。
戦後の、物が少ない時代を経験した方には特にこの傾向が多いようです。
ごみ屋敷住民の特徴と行動パターン
ゴミ屋敷に住む人の特徴をまとめました。チェックポイントとして、参考にしてみてくださいね。
■多忙でゴミ出しができない
■ごみの分別を極端に面倒くさいと感じる
■片付けに苦手意識がある
■精神的に負担がかかる仕事をしている
■収集癖がある
ゴミ屋敷につながる性質
次に、ごみ屋敷に発展しやすい性質のお話をしていきます。
これは、本人が持っている要素の他、前述した心理状態から引き起こしてしまう傾向でもあります。
買い物依存とコレクション癖
買い物依存症になっているときは、買うときには強い欲求を感じているものの、購入した商品にはあまり強い関心がありません。
以前も買ったことを忘れて、同じ商品を何度も購入してしまうこともあります。
そのため、家の玄関にはネット通販で購入して届いた段ボールがそのまま何十箱と積み上げられている状態になる家庭も珍しくありません。
そのような暮らしが長く続けば、ゴミ屋敷と呼ばれる不用品で家の中がいっぱいになり、足の踏み場もないような状態にまで陥る可能性があるのです。
時間管理の問題
仕事や育児や家事に追われてなかなかその時間がとれず、だんだんとゴミや物が増えていくパターンです。
ゴミが溜まれば溜まるほど片付けに時間がかかるため、そのうち本人の手に負えなくなっていき、気が付けばゴミ屋敷状態につながっていきます。
精神的な問題と病気
ゴミ屋敷に住まわれている方は何らかの精神的疾患を抱えていると言われています。
大事な人を亡くしてしまったために感じる喪失感やうつ病などによって起こることもよくあります。
掃除をする、片付けなどの意欲が失われるような精神的要因が、ゴミ屋敷化の引き金になることもあるのです。
ゴミ屋敷のリスクとその影響
ごみ屋敷になっている状態には、具体的にこんなデメリットや周囲への影響があります。
健康への影響
ゴミ屋敷のような不衛生な場所は害虫・害獣の格好の住処。
もちろんこれらは健康に悪影響を及ぼしますので、さまざまな病気にかかる可能性が高くなり危険です。
ゴミ屋敷で発生した害虫にはウイルスを媒介するような虫もいるため、それらが原因で命を落とすことも充分に考えられます。
また、害虫・害獣はゴミ屋敷の敷地外にも被害をもたらしますので、近隣の住民とのトラブルに発展することは避けられないでしょう。
近隣住民への影響
近所にゴミ屋敷があると考えるとどうでしょうか?
生活環境の悪化がストレスになるだけでなく、普段の行動を抑制する必要も生じるため、不自由な生活を強いられてしまいます。
実際に近所にゴミ屋敷がある場合、以下のような4つの問題が発生します。
■ゴミによる悪臭
■害虫や害獣問題
■火災や家屋倒壊
■孤独死
火災のリスク
ゴミ屋敷の周囲は劣悪な環境になり、防災の面にも影響をおよぼします。
誤って燃え移ってしまった際は、周りの住宅も非常に危険です。
ゴミ屋敷からの脱却するには?実践的な対策と解決策
それでは、具体的にごみ屋敷の状態から抜け出すにはどうしたら良いのでしょうか?
専門家の助けを借りる
家がゴミ屋敷なってしまうと、自身で片付けるのはかなり大変な作業です。
もちろん不可能ではありませんが、大きな労力と長い時間がかかりますよね。
専門業者にまかせることで、早ければ数時間でゴミ屋敷だった家をきれいな状態にすることが可能です。
ゴミの分別、運び出し、回収、清掃まですべてまかせられるので、依頼する側はゴミにふれることもありません。
きれいになった家で心機一転、新しい生活をスタートしてみませんか?
家族やコミュニティのサポート
各自治体には、地域の苦情やトラブルにまつわる窓口があります。
まずは親族の方に状況の報告と相談をし、電話など自治体に相談してみましょう。自治体によってはゴミ屋敷に関する条例が制定されていますので、利用しない手はありません。
相談する際は被害状況や要望、現場の画像や近隣住民の署名を事前に報告書にまとめます。
そうすることで具体的な相談ができるので、話がスムーズにすすむでしょう。
今すぐにできること
今から始められることとして、7つの実践方法を紹介します。
1.床が見える状態を保つ
2.燃えるゴミは毎週捨てる
3.定期的に人を呼ぶ
4.ものを分類別にする
5.年に数回業者に掃除をしてもらう
6.使わなさそうなものは段ボールに入れて日付を書く
7.洋服はハンガーにかける
散らかった部屋は心の余裕をなくします。
できることから始めましょう。
ゴミ屋敷問題は理解から対処がはじまる
もちろん、さまざまな原因から起こるごみ屋敷問題は一筋縄では解決しません。
まずは、理解する姿勢からスタートしていきましょう。
ゴミ屋敷問題への新しい視点
できれば、ゴミ屋敷になる前に片付けるのが一番であることはやまやまです。
しかし、その方の環境や体と心の状態などで片付けられない原因は複雑に絡みあっているもの。
ただし、ゴミ屋敷化してしまうと、そこに住み続けるのは体に悪影響を及ぼします。時には命に係わることもあるかもしれません。
また、近隣住民の方にも被害が及ぶことも考えられます。
まずは、家族や友人などに相談することも対処のひとつです。身近に相談ができる相手がいない場合は、ぜひ不用品回収のポルテにお問い合わせください!
ゴミ屋敷とは決別して、快適で気持ちのいい空間で過ごしていただけますように!
未来のゴミ屋敷問題の予防
物やゴミを片付けてせっかくきれいな気持ちのいい家に戻っても、また物が増えてゴミ屋敷になってしまっては元も子もないですよね。
何か物を購入するときは、購入するものをしっかりと吟味し、できるだけ無駄なものを購入しないようにしましょう。
忙しくてゴミがなかなか捨てられず溜め込んでしまう方は、時間に融通の利く不用品回収業者利用するのも一つの手段です。
今回ご紹介したように、ゴミ屋敷化する原因はさまざまです。一概にこうしたほうがいいというような解決策はありません。
ゴミ屋敷を防ぐために、できるだけこまめにゴミや使わないもの処分していくのがおすすめです。
一方で、ストレスなどで心的な部分に異常を感じるようであれば、早い段階で家族や友人、または医療機関に相談することをおすすめします。
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