【実施されていない地域はどうする?】廃品回収への雑誌の出し方
リサイクルなどを目的に行われる廃品回収。不要になった雑誌などをまとめて処分できるチャンスですよね。
そんな便利な廃品回収ですが、行政での回収と違い、実施されていない地域も。
お部屋の中に雑誌が溜まってしまった。過去の教科書などが山積み。
なんとなく「ゴミとして捨てればいいんじゃないの?」とイメージされている方が多いと思いますが、具体的にはどうやって捨てたらいい分からない…という声もよく聞きます。
人によってお悩みは様々ですが、実は捨てられる方法も地域によって様々なんです。
ここでは、行政の回収と廃品回収の違いを分かりやすく説明します。
読み終わる頃にはきっとあなたも、ご自身に合った雑誌の処分方法が見つかるはずですよ♪
そもそも、「廃品回収」とは?
廃品回収とは、地域の「集団回収」。
古紙や瓶などの廃品を「資源」として回収し、再生する目的で回収することを言います。
廃品回収(集団回収)が行政の回収と異なる点は、主体が集団回収団体にあること。
集団回収団体が自主的に回収し、回収場所や回収日時は集団回収団体と資源回収業者が相談して決めます。
リサイクルが目的の集団回収である
町内会や自治会、学校のPTAや管理組合など、地域単位で団体となって構成されており、団体が自主的に回収し、資源回収業者に引き渡します。
こちらは行政ではなく民間の団体ですが、営利目的のために活動しているわけではなく、地域のゴミの減量と資源循環を図るための活動団体です。
都心の方では実施されていない地域もありますが、最近ではゴミが多量になり地域予算を圧迫していることや、環境問題への意識が以前より高まっていることから、徐々にではありますが実施団体が都心部でも増えつつあるんです。
例えば、東京都港区と聞くと高層マンションが多く、単身世帯も50%を超えていることから(2020年時点)、
集団でゴミを自主的に回収するイメージがつかないですよね。
ですが、集団回収団体として区へ登録すれば報奨金がもらえるため、行政から集団回収を推奨されていることもあり、イメージとは反して地域による集団回収団体が増えてきているんです。
廃品回収を行う団体の例
廃品回収を行う団体としては、次のような団体があり、地域にもよりますが原則10世帯以上の構成が必要な地域もあります。
- 子ども会
- 町内会
- 自治会
- 学校のPTA
- マンション管理組合
- 婦人会 など
近所で実施しているか調べる方法
お住いの地域やお引越し先が実施しているか、まずはインターネットで調べてみたり、お引越しなどの行政手続きをするタイミングで問い合わせしてみましょう。
近隣住民の他に学校でも行なっていることもあるので、意外にお近くの実施団体が見つかるかもしれません。
廃品回収に雑誌を出す時の注意点は?
人と人との繋がりの団体だからこそ、マナーを守り、お互いに気持ちよく生活したいですよね。
廃品回収に雑誌を出す時は、以下のことに注意しておきましょう。
回収しやすいようにまとめておく
作業してくれる人、集団回収団体の方や引き渡した後の作業員の方など多岐に渡ります。
関わる人の負担にならないよう、雑誌をバラバラと出すのではなく、ビニール紐やガムテープなどでまとめておくのが最低限のマナー。
その他、雑誌の種類やサイズごとに揃えたり、年齢関係なくどんな人でも持てる量に留めておくと良いでしょう。
状態を確認する
まとめる際に注意していただきたいのが、再利用できる状態のものかどうか。
他の古紙と混ざっていないか?雑誌そのものが汚れていたり、破れがひどいものはそもそも資源としてリサイクルできないので、自分で可燃ゴミとして処分しましょう。
また、雑誌には教科書や辞典も含まれます。
書き込みや落書きが多い場合は再利用できないので、一部であれば汚損部分を破って別にしたり、全体的にであれば可燃ゴミとしてまとめて出しましょう。
余談ですが、紙類は種類によってそれぞれ違う紙にリサイクルされます。
ダンボール&新聞紙、新聞紙&雑誌、など異なる種類の紙が一緒になっていると再生できなかったり、再生品の質が低下したり、本末転倒の結果になってしまうんです。
せっかく資源として有効活用するのですから、分別のルール自体は地域のものに則って出すようにしましょう。
中身を精査しておく
決まりではないですが、地域の住民団体だからこそ、知っている人に見られてもいいものに限りましょう。
特に子どもの目に触れない方がいいものはなるべく避けておくとベスト。
少し手間かもしれませんが、今後も付き合っていく近隣団体だからこそ、自身のプライバシーが脅かされるようなものがないか?きちんと精査しておきましょうね。
まだ読めそうなものであれば、作業の際に持ち帰られてしまうこともよくあるみたいだよ!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
廃品回収は地域の自主的な「集団回収」。
回収を依頼する場合も、地域コミュニティーとして団体に所属する場合も、他の人に代わりに作業してもらってることに配慮し、自身のプライバシーの問題にも注意しましょう。
そして、ぜひ廃品回収以外の方法も視野に入れて、いざという時に自分に合ったベストな方法を選べるといいですよね。
雑誌を廃品回収に出せない場合は?
リサイクルを目的にした廃品回収ですが、ご説明したように汚損・欠損が激しいものや、プライバシーが気になるものなど、中には個人的に処分したいものもありますよね。
廃品回収を実施していない地域では
お住いの地域が廃品回収を実施していない場合はどうでしょうか。
週1回程度の行政の資源ごみ回収に出すことを念頭におきながら、民間の不用品回収サービスの利用を検討してみてもいいかもしれません。
プライバシーの問題をクリアする
読んだり眺めたりする目的で購入する雑誌ですが、捨てる際には処分方法やプライバシーまで気をつける必要がありますよね。
何も考えずに捨ててしまうことで、どんなものを読んでいるのか近所の人に見られてしまったり、それによって人となりを推測されてしまったり。
禁止されている地域がほとんどですが、勝手に人手に渡ってしまう可能性もあり、抵抗感がある方もいらっしゃると思います。
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