「掃除機の正しい処分方法」ポルテが徹底解説!不用品回収からリサイクルまで
掃除機の処分方法についてご紹介していきます。
不要な掃除機はどう処分する?代表的な方法を徹底解説
ほとんどの家庭に1台はある掃除機ですが、買い替えや処分のタイミングには悩まされることもありますよね。実は、掃除機の処分方法には注意が必要です。コード付きの掃除機とコードレス(バッテリー付き)の掃除機では、処分の仕方が異なるため、間違って粗大ごみに出してしまうと、トラブルの原因になることもあるのです。
特に、バッテリーを含む掃除機は、正しい方法で処分しないと発火や事故につながる危険性があります。そこで、本記事では、自分での処分方法から、不用品回収業者を利用する方法まで、さまざまな処分方法を徹底解説していきます。掃除機を安全かつスムーズに処分するためのポイントをしっかり押さえて、安心して新しい掃除機に買い替えましょう。
掃除機の廃棄の基本知識
掃除機の寿命と適切な廃棄時期
掃除機の寿命は使用頻度やメンテナンスにより異なりますが、一般的には約5年から10年です。特にサイクロン式やロボット掃除機は、機能の多様性から寿命が短くなることがあります。定期的なフィルター清掃やホースの詰まり防止を行うことで、寿命を延ばすことが可能です。
適切な廃棄時期を見極めるためには、いくつかのサインに注目が必要です。吸引力が弱まったり、異音や異臭がする場合は、内部部品の劣化が考えられます。これらの不具合が頻発するようなら、買い替えを検討すべきです。掃除機は家庭の清掃効率に影響するため、適切なタイミングで新しいものに替えることが重要です。
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電源が入らない。途中で止まる、動かなくなる
吸引力が弱くなってきた
焦げ臭い匂いがする、本体がすぐ熱くなる
コードの巻き取りが弱くなってきた
焦げ臭いにおいがしたり、本体がすぐ熱くなる場合はモーターの寿命が原因だと思われます。そのまま使用を続けると発火の恐れもありますので、すぐに使用はやめましょう。
電源が入らなくなる場合、最初は修理も検討すると良いですが、長年使っている場合は寿命の可能性もあります。また、何度も繰り返すようでしたら故障と考えられますので廃棄するのが良いでしょう。
※耐用年数とは
家電製品は長く使用していると故障することもあります。その為メーカーでは故障対策、製品機能を維持できるように必要部品の保有期間というものを定めています。この「補修用性能部品の保管期間」以内の期間を耐用年数と指すことが多いです。ちなみに主な家電の期間は、テレビが8年、冷蔵庫が9年、洗濯機が6年、電子レンジが8年、エアコンが9年とされています。
- 掃除機を購入する際の注意点
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掃除機を選ぶ際は、自身のライフスタイルに合ったものを考慮することが重要です。大きく分けて、紙パック型とサイクロン型の2種類があります。吸引力を重視する方には紙パック式がおすすめですが、サイクロン型は手軽さが魅力。ただし、定期的なメンテナンスを怠ると吸引力が落ちやすいので注意が必要です。
また、処分時のことも考慮して選ぶと良いでしょう。コードレス掃除機は便利ですが、バッテリー部分を解体する必要があり、手間がかかります。一方で、細かく分解できる掃除機は、不燃ごみとして簡単に捨てられるため、処分が楽になります。
選択基準としては、以下のポイントを考えると良いでしょう:
- 吸引力
- 音
- 機能(ロボット掃除機の場合)
- アタッチメント(ヘッドの種類)
種類 メリット デメリット キャニスター掃除機 ・吸引力が強め
・ごみ捨ての頻度を減らせる・階段を掃除しづらい コードレス掃除機 ・コンセントがない場所でも気軽に使える
・素早く掃除開始できる・充電が切れやすい サイクロン式掃除機 ・綺麗な空気が排出される
・吸引力が低下しにくい・メンテナンスが必要 ロボット掃除機 ・掃除を任せられる
・家具の下まで掃除できる・段差が昇降できないのでエリアが制限 ハンディ掃除機 ・狭い場所が掃除できる
・不燃ごみで捨てられる・吸引力が弱め どのタイプにもメリットとデメリットはあるでしょう。自身のライフスタイルに合った掃除機を選ぶことが大事です。
掃除機の捨て方は?代表的な処分方法
不燃ごみや粗大ごみとして処分する
掃除機を自分で処分する方法として、最も一般的なのは「不燃ごみ」や「粗大ごみ」として出すことです。特に、ハンディタイプの掃除機など、一辺が30cm未満の場合は不燃ごみとして処分可能です。この場合、掃除機を小さく解体し、30cm以下にすることで不燃ごみとして出すことができます。各地域の収集日は異なるため、行政のホームページで確認し、月に2回の収集日にごみ袋に入れて出しましょう。
粗大ごみの場合は、事前に予約が必要です。混雑具合によっては1ヶ月先になることもあるため、早めに手続きをすることが重要です。粗大ごみ処理券を購入し、指定された場所に掃除機を出す必要があります。収集日当日は、粗大ごみシールを見える位置に貼り、忘れずに出しましょう。特に急ぎの場合は、他の処分方法を検討することをお勧めします。
不用品回収業者へ頼んで処分してもらう
不用品回収業者に依頼する方法も、掃除機の処分として非常に便利です。専門の業者であれば、家電や家具をまとめて回収してくれるため、手間が大幅に減ります。
まずは業者に連絡し、希望する回収日を指定します。多くの業者では出張見積もりを無料で行っているので、見積もりが必要な方はこのサービスを利用しましょう。
この方法の大きなメリットは、自分のスケジュールに合わせて回収してもらえることです。他の不用品とまとめて回収してもらうことで、料金が割安になることもあります。業者によっては料金設定が異なるため、事前に複数の業者から見積もりを取ることをお勧めします。
リサイクルショップで売却する
掃除機をリサイクルショップで売却する方法もあります。多くの店舗では出張買取を行っているため、便利に利用できます。ただし、掃除機の状態が良好であることが前提です。
傷や使用感が目立つ場合や、古いモデルの場合は、買取が難しいことがあります。掃除機の耐用年数は一般的に7〜8年とされており、この期間を過ぎると部品の保管期限が切れて修理ができず、買取が不可になることもあるため注意が必要です。
リサイクルショップでの売却は、買取価格を確認する良い機会でもありますので、価値がある場合にはぜひ検討してみてください
下取りに出す
新しい掃除機を購入する際には、下取りサービスを利用するのも一つの手です。家電量販店の中には、古い掃除機を下取りしてくれるところもありますが、全ての店舗で行っているわけではないため、事前に確認が必要です。下取りを利用することで、新しい掃除機の購入価格から割引が受けられることがあるため、お得に新しい商品を手に入れるチャンスです。
店舗によっては持ち込みや発送が必要になる場合もありますので、運搬や梱包の手間がかかることを考慮しておくことが重要です。お得なサービスを利用する際は、詳細をよく確認してから手続きを進めましょう。
掃除機を処分する際の費用相場
自治体の粗大ごみとしての処分費用
自治体による粗大ごみの処理費用は、地域によって異なりますが、一般的に1台につき200〜500円程度が相場です。この料金は、掃除機のサイズや種類により変わることがあるため、事前にお住まいの自治体のホームページなどで確認することが大切です。
処理券は、近隣のコンビニエンスストアやスーパーマーケットで購入でき、収集日に指定された場所に掲示しておきましょう。この方法は、手軽に処分できる一方で、予約や収集日が決まっているため、急ぎの場合には向かないこともあります。
不用品回収業者の料金
不用品回収業者に依頼する場合、料金は業者によって大きく異なります。多くの業者はパック料金を設定しており、最も安いもので5,000円程度から、10,000円程度まで幅があります。
料金体系は、処分する不用品の量やタイプによって変わるため、必要な物の量を考慮しつつ、複数の業者から見積もりを取ることが賢明です。
また、掃除機以外の不用品を一緒に回収してもらうことで、料金を割引してもらえるケースも多いため、まとめて依頼するのもお得です。さらに、業者によっては買取サービスもあり、その場合は回収料金から買取価格を引いてもらえるため、実質的にコストを抑えることが可能です。
リサイクルショップでの売却価格
掃除機のリサイクルショップでの買い取り価格は、モデルやメーカーによって様々です。比較的新しいモデルの場合、3,000円からの値段が付くことが一般的ですが、年数が経過した古いものは買取価格が付かないこともあります。
リサイクルショップによっては、一定の基準を設けているため、査定が厳しいこともあります。売却を考える際は、掃除機の状態をしっかり確認し、売却可能なショップを探すと良いでしょう。また、査定を受ける際は、付属品が揃っていると評価が上がる場合もあるため、状態を整えてから持ち込むことをお勧めします。
費用と手間を考慮した最適な廃棄方法
- 各廃棄方法の費用相場
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それぞれの処分にかかる費用についてご紹介していきます。
解体して不燃ごみに出す場合は、無料になります。不燃ゴミの出し方のルールを守って指定の曜日に出しましょう。
粗大ごみに出す
行政の粗大ごみに出す場合は、300〜500円が相場です。詳しくはお住まいの行政ホームページを確認しましょう。
家電量販店の下取り
下取りに出す場合、費用はかからないですが下取りサービスを行なっていないところもあります。必ず店舗に確認しましょう。
- 掃除機の廃棄にかかる手間と時間
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掃除機の廃棄は、粗大ごみとして自身で処分する場合は予約や粗大ごみ券の購入など、かなり手間がかかるでしょう。ごみ処理施設に直接持ち込む場合にも車で運搬するなどの手間と時間はかかるでしょう。
- 低コストでの廃棄方法
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一番低コストで廃棄する方法は、家電量販店にて下取りサービスを活用することでしょう。掃除機を新しく買い替える場合は、その家電量販店にお願いすると良いでしょう。また、下取りサービスを利用したいと考えている場合は、そのようなサービスを行なっている店舗で新製品を購入しましょう。
ノジマ、ヤマダ電機、ジャパネットたかだ等は掃除機の下取りを行なっています(2023年9月)
- 手間をかけずに廃棄する方法
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一番楽な方法は、不用品回収業者に回収を依頼することです。自分の希望時間に予約することができますので、自分のスケジュールに合わせてお願いすることができます。
見積もりを無料で行なっているところもありますので、料金が気になる方はそんなところを利用しましょう。運搬から処分まで丸投げで行なってくれるので、ストレスフリーで処分したい方にとってはメリットでしょう。
掃除機の捨て方に関するよくある質問
- 掃除機は小型家電リサイクル法の対象品目か?
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掃除機は、小型家電リサイクル法の対象品目です。
家電製品の中には、鉄やアルミなど有用な金属が多く含まれています。これらは、2013年小型家電リサイクル法が制定されるまではほとんどが埋め立てられていました。環境のためにリサイクルできるものは再利用しようと制定された後は、約10万トンもの量を回収、再利用されることになったといいます。
行政の粗大ごみに出された掃除機などは、ごみ処理施設で作業員が選別してリサイクルに回されているのです。
- バッテリーはどう処分する?
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コードレス掃除機などの充電器(バッテリー)は、本体と一緒に粗大ごみとして出してはいけません。必ず本体から取り外しましょう。
家電量販店やホームセンターなどには「バッテリー専用回収ボックス」を用意していますので、その回収ボックスを利用するか、自治体によっては役所などに「バッテリー専用回収ボックス」が設置しているところがあります。お住まいの自治体ホームページで確認しましょう。
または、不用品回収業者であればバッテリーごと回収してくれます。リサイクル法に沿って適切に処分してくれますのでご安心ください。
なるべく手間を省いて処分したい方は、不用品回収業者に依頼すると良いでしょう。
- 掃除機の分解は必要か?
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掃除機は、一辺が30cmを超えない大きさであれば不燃ごみに出すことができます。例えば、ご自身で分解して小さくした場合でも大きさの規定内でしたら不燃ごみとして出せます。メーカーや型番によっては、分解できるように設計してあるものもあります。
ご粗大ごみに出す場合は分解しなくて良いので、できるだけ粗大ごみに出すようにしましょう。
ただし、バッテリーがついているもの(コードレス掃除機など)は、バッテリーを必ず取り外してから捨てるようにしましょう。
掃除機を処分する際の注意点
バッテリーの取り扱い
掃除機に使われるバッテリー、特にリチウムイオン電池は、適切に処理しないと非常に危険です。ごみとしてそのまま捨ててしまうと、破損や変形が起こり、内部がショートして発熱・発火する可能性があります。
こうした事故が多発しているため、バッテリーを処分する際は、必ず定められた方法に従いましょう。具体的には、地域のリサイクルボックスや専門の回収サービスを利用することが推奨されます。また、購入した電器店などでバッテリーの回収を行っている場合もあるので、事前に確認しておくと安心です。
分解して処分する場合の注意事項
掃除機を処分する際に分解を考える方も多いですが、通常の掃除機では分解できる部分は限られています。主に「ヘッド」や「フィルター」部分は比較的簡単に取り外せますが、内部まで分解しようとするのは慣れていない人には非常に危険です。
無理に分解すると、怪我をするリスクがあるだけでなく、掃除機の機能に悪影響を及ぼすこともあります。分解する際は、説明書を確認し、正しい手順に従うことが重要です。また、分解後はそれぞれのパーツを適切に分類し、リサイクルできるものと不燃ごみとして処分するものを分けて扱うようにしましょう。
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