小型家電の捨て方:分別から費用、データ消去の重要性まで情報満載
小型家電の捨て方:正確な分別から費用まで
デジタルカメラやゲーム機などの小型電子機器の処分に困った経験はありませんか?不燃ごみや粗大ごみで処分する方法のほかにも、無料で回収する方法があるのはご存知でしょうか?
実際の回収方法から処分前に気をつけるべきことまで、小型家電の処分に関するあらゆることを紹介します。正しく処分して廃家電の再利用を促すことで、地球の資源を大切にすることに繋がるのです。コストを抑えるための秘策や、最後には楽に処分できる方法も徹底解説していきます!
- 1. 何が小型家電なのか?
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1-1. 主要な小型家電の一覧
- 2. 小型家電を捨てる際の分別方法
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2-1. 基本的な分別ルール
2-2. 捨てられる小型家電と捨てられない小型家電
- 3. 小型家電の回収方法とそれにかかる費用
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3-1. どこで回収されるのか?市区町村の回収ボックスの場所
3-2. 回収に必要な費用は?
- 4. 無許可の廃品回収業者には注意
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4-1. 無許可の廃品回収業者の見分け方
4-2. 正しい方法で環境に貢献する方法
- 5. データを含む小型家電の処分
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5-1. データ消去の手順
5-2. データ消去を怠るとどうなるか?
- 6. まとめ
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6-1. 小型家電の捨て方の要点
6-2. 今後の参考にするべきポイント
不用品処分にお困りの方はPORTEにお任せください!
何が小型家電なのか?
- 主要な小型家電の一覧
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小型家電とは、主に以下の28品目のことを指すことが多いでしょう。この28品目は「小型家電リサイクル法」(環境省)の対象品目に指定されており、部品のリサイクルを促進しています。
小型家電28品目
電話・FAX 携帯電話・PHS
ACアダプタラジオ デジタルカメラ・DVD
レコーダーオーディオプレイヤー
ステレオセットパソコン ハードディスク
USBメモリプリンター ディスプレイ 電子書籍端末 電動ミシン 電気ドリル 電卓 ヘルスメーター 電動式呼吸器 フィルムカメラ 炊飯器・電子レンジ 扇風機・除湿機 アイロン
掃除機こたつ・電気ストーブ ヘアドライヤー
電気カミソリマッサージ機 ランニングマシン 電気芝刈り機 照明機器 デジタル時計 キーボード
エレキギターゲーム機 出典:環境省ホームページより
小型家電を捨てる際の分別方法
- 基本的な分別ルール
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小型家電製品は、一辺が30cm以内のものは【不燃ごみ】、それ以上のものは【粗大ごみ】に分類されます。
小型家電リサイクル法(使用済小型電子機器等の再資源化の促進に関する法律)は、デジタルカメラやゲーム機等の使用済小型電子機器等の再資源化を促進するために制定されました。 今まで埋め立て処理をされていた家電部品を再利用することでごみの減量化を促進する為に制定されたものです。消費者には直接は関与しない法律ですので、きちんと決められた方法で処分すれば、リサイクルに回る仕組みになっています。
具体的には、使用済みの小型家電から鉄や銅のベースメタルだけでなく金や銀などもリサイクルされています。
また「プラスチック」よくリサイクルされている素材の一つです。プラスチックを溶かして、もう一度プラスチックの原料に戻ったり、焼却された時の熱エネルギーが回収されて有効利用されたりしています。
- 捨てられる小型家電と捨てられない小型家電
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パソコン
パソコンは【製造したメーカー】または【パソコン3R推進協会】が回収・リサイクルを行っています。
受付センターに回収申し込みをし、料金の支払いは郵便局で行います。戸口集荷かお客様持ち込みかを選択出来ます。※ただし、「PCリサイクルマーク」付きの機器は無償回収となります。
テレビ・エアコン・冷蔵庫・洗濯機
家電リサイクル法の対象品目は、
・テレビ(ブラウン管、液晶、プラズマ)
・エアコン
・冷蔵庫、冷凍庫
・洗濯機、衣類乾燥機
です。これらは家電リサイクル法に基づいて処分方法が定められているため、行政ごみとして捨てることが出来ません。
詳しくは、経済産業省のホームページ をご覧ください。
小型家電の回収方法とそれにかかる費用
- どこで回収されるのか?市区町村の回収ボックスの場所
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市区町村ごとに小型家電を回収する「小型家電回収ボックス」を用意しています。区役所、総合スーパー、環境事業所などに設置してあります。
回収ボックスに入る大きさのものしか入れられませんので注意してください。
縦 25cm × 横 40cm 程度の大きさが多いです。
購入した店舗に引き取ってもらう
処分したい電化製品を購入した店舗で処分してもらうことが出来ます。買い換える場合は、無料で引き取りを行ってくれるところもあります。自宅まで回収に来てくれるところもありますが、別途出張費がかかるところがありますので事前に確認しておくと良いでしょう。
不用品回収業者を利用する
小型家電類の処分を不用品回収業者に依頼することが出来ます。複数不用品の処分をお考えの方にとっては便利でしょう。電話一本で自宅まで回収に来てくれて、自分のスケジュールに合わせられるので最近利用者が急増しています。事前に見積もりをしてくれるのも安心です。
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- 回収に必要な費用は?
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市区町村が設置する小型家電回収ボックスに入れる場合は、回収費用はかかりません。
粗大ゴミに出す場合の料金は、大体300〜500円です。行政ごみと同じように玄関先かお住まいのごみ集積所に出すと回収してくれます。
不用品回収業者を利用する場合は、5,000円〜や8,000円など最低価格を設けているところが多いでしょう。業者によっては、アイテムあたりで回収価格を設定しているところもあります。
無許可の廃品回収業者には注意
- 無許可の廃品回収業者の見分け方
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廃品回収業者の中には違法に取引している悪徳業者も存在します。最初は最安値などの言葉で集客し、実際は高額請求しトラブルになるケースが発生しています。そんな怪しい業者は避けたいですよね。悪徳業者を見抜くポイントをいくつかご紹介しましょう。
【無料で回収します】と宣伝している
初めは「無料で回収」と言ってトラックに積んだ後に「全てが無料ではない」と高額な請求をしてくるケースが報告されています。無料アピールは危険ですので、引っかからないようにしましょう。
【近所をトラックで徘徊している】
「ご家庭に不用品はありませんか」とアナウンスをしながら徘徊しているトラックを見かけたことはありませんか?このような業者は免許を持っていないことが多く、利用者とのトラブルも少なくありません。回収した廃家電を不法投棄している可能性もありますので利用は控えましょう。
【ホームページに住所や許可が記載してない】
ホームページに住所が記載してない業者は実体がなく怪しいでしょう。また、「古物商」の許可番号が載っていない場合は無免許のため、適切に処分をしているかわかりません。トラブルに巻き込まれるのを防ぐため、同じく利用は避けた方がいいでしょう。
- 正しい方法で環境に貢献する方法
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家電のリサイクルを促進する法律が制定された背景には、廃家電による環境破壊問題が深刻になっているからです。法律に定めた通りの方法で処分すれば、廃家電の部品の一部をリサイクルできる仕組みが作られています。
行政ごみに出されたものは、市区町村が分別してメーカーに渡っています。家電量販店で回収されたものも直接メーカーに送られています。こうしてリサイクルすることにより、ごみの減量化に繋がっているのです。
データを含む小型家電の処分
- データ消去の手順
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廃棄する前に、データを全て消去する必要があります。業者ごとに責任を持ってデータ破棄を行ってくれますが、全てがそうとは言い切れません。事前に自身で行った方が良いでしょう。
初期化をすることでデータが消去されます。電源の付かなくなった小型家電の場合は、データは消去出来ません。分解して、ハードディスクやSSDといった記憶装置を取り出す必要があります。
スマホの場合
【iPhoneのデータ消去方法】
- 「設定」を開きます。
- 「一般」→「転送またはiPhoneをリセット」の順にタップします
- 「すべてのコンテンツと設定を消去」をタップします。
【Androidのデータ消去方法】
- 「設定」を開きます。
- 「システム」→「詳細設定」→「リセットオプション」の順にタップします。
- 「すべてのデータを消去(オールリセット/出荷時のリセット)」をタップします。
携帯キャリアでは、不要のスマホ・携帯電話のリサイクル回収を行っています。携帯キャリア独自の取り組みではないため、どの店舗でもメーカーを問わず回収してもらえます。
また、携帯ショップは土日や祝日に窓口が混み合うため、待ち時間が発生する場合もあります。平日の昼間など混みにくい時間帯に持ち込むと良いでしょう。
- データ消去を怠るとどうなるか?
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個人情報は高額で売買される機密情報です。自分は別に平気と思っていても保存してあるデータから他の人に迷惑がかかる場合もあります。
予期せぬ犯罪に巻き込まれる可能性もゼロとは言えませんので、自分の身は自分で守りましょう。
特にパソコンを処分する際には注意が必要です。
パソコンにはインターネットの閲覧履歴のほかサイトのログインIDやパスワード、機密情報が記載された書類など、さまざまな情報が入っています。これらの情報が流出するとクレジットカードの不正流出などの被害に遭う危険性もあります。
パソコンの場合は初期化だけでは不十分です。フリーのデータ消去ソフトをダウンロードするか、有料ソフトを購入して実行しましょう。完全に消去できているか不安な人は、専門店にお願いするのが良いでしょう。
パソコンが起動しない場合は、ハードディスクをパソコンから取り出して工具などで壊すと良いでしょう。そのためには分解する必要がありますので知識のない方は無理をせず、専門店に任せましょう。壊したハードディスクは、不燃ごみで捨てることができます。
まとめ
- 小型家電の捨て方の要点
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小型家電を捨てる際に、「不燃ごみ」か「粗大ごみ」なのかは大きさによって分別されます。一辺の大きさが30cm以内のものは不燃ごみ、30cm以上のものは粗大ごみとして捨てる必要があります。
また、市区町村で小型家電回収ボックスが設置されていますので、回収ボックスに入れる方法もあります。データが入っているものであれば必ず事前に消去しましょう。
- 今後の参考にするべきポイント
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電化製品の寿命は5〜10年程度と言われています。誰しも処分するタイミングが来ますので、その時に備えて必要な知識を身につけておく必要があります。故障した家電製品は、ルールに従って処分をしましょう。適切に処分することで再利用化でき、ごみの減量化に繋がります。
まだ使える場合はリユースに回すことを検討すると良いでしょう。必要な人の手に渡り、経済的に手放すことが出来ます。リサイクルショップに売却したり、フリマアプリなどを利用したりする方法があります。処分費がかからない、または状態によっては買取り価格がつくこともあります。ただし、フリマアプリは出品のための撮影から郵送まで自身で行わなければならないので、手間はかなりかかるでしょう。家電を手放す時のタイミングや環境によって、最適な方法が変わってきますよね。コストを抑えつつ、地球に優しい処分方法を選択しましょう。
引っ越しなどのタイミングで複数の不用品を処分したい人は、不用品回収業者にお願いすると便利でしょう。まとめて回収すると割安になります。行政の粗大ごみなどは、予約できる日時が限られています。引っ越し日が迫っているなどで予約ができない方は、業者にお願いすることをお勧めします。希望の日時に来て、回収から処分まで全てをやってくれます。初めて利用する方や料金が不安な方は、無料で見積もりを行っているところもありますので、利用してみると良いでしょう。
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