炊飯器の捨て方:自治体ルールとコストを知る

炊飯器を捨てる前に知るべき自治体のルールとコスト。不燃ごみ、粗大ごみ、それぞれの費用を明らかにし、無駄なく正確に捨てましょう。

炊飯器を正確に捨てる:自治体ごとのルールとコストを考慮

炊飯器の捨て方に困った経験はありますか?

誤解されることが多いのですが、実は炊飯器は条件によって「不燃ごみ」と「粗大ごみ」に分かれるのです。さらに、適切な処分方法を取らないと違法になることもあるのです。

さらに、炊飯器は「小型家電リサイクル法」の対象品目であり、廃家電の再資源化を推進するように国で指定されています。限りある資源を大切にするためにも、適切に処分してごみの減量化を目指しましょう。この記事では、そんな炊飯器の捨て方をズバリ解説していきます!

炊飯器の捨て方についての一般的な誤解

炊飯器は燃えないごみ?それとも粗大ごみ?

炊飯器の分別は「大きさ」によります。

多くの市町村では一辺が30cm以上の家電製品を【粗大ごみ】と定義されています。詳細はお住まいの地域のルールに従ってください。

30cm未満のものは【不燃ごみ】として捨てられますので、不燃ごみの曜日に出すようにしましょう。

炊飯器を捨てる前に確認すべきこと

炊飯器の状態:使えるか使えないか

炊飯器の寿命は3〜5年と言われています。長い間使用していて、以下の症状が出たら寿命が近づいているサインかもしれません。

ご飯がうまく炊き上がらない

炊飯器の温度は「温度センサー」によって管理されています。ですので、温度センサーが故障していると最適な温度に設定できず、水気が多かったり芯が残ったりすることがあります。または、水の量が間違っている可能性もあります。洗米が必要なお米と無洗米では最適な水の量が異なりますので、再度確認すると良いでしょう。

炊飯器から異音がする

スイッチを入れてスタートボタンを押した時に、普段と違う音がする場合も故障の可能性があります。

炊けたご飯から異臭がする

この症状が出た場合は、炊飯器の内蓋やパッキンなどが掃除不足かもしれません。雑菌が繁殖して異臭の原因になっていることがありますので、まずはしっかり掃除をしましょう。それでも直らない場合は、炊飯器の寿命の可能性があります。

その他電源が入らないなど、基本的な動作に異常がある場合も故障の可能性がありますので、買い替えを検討すると良いでしょう。

住んでいる自治体のゴミ捨てルール

お住まいの地域のごみ捨てルールを守ることが重要です。

粗大ごみのルールが違ったり、自治体によっては小型家電として別途、回収ボックスを設置しているところもあります。

回収ボックスは自治体ごとに規定の大きさも異なりますので、注意しましょう。

小型家電の回収ボックスは、区役所や地区センター、大手ショッピングモールなどに設置しています。受付日・時間は施設の営業時間内になりますので事前に確認しておくと良いでしょう。

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炊飯器をゴミとして捨てる場合

不燃ごみとして捨てる方法

不燃ごみの捨て方

比較的小さいサイズで、不燃ごみに区分される炊飯器もあります。

不燃ごみに出す場合は、事前の手続きは必要ありません。月2回の指定された曜日に玄関前またはお住まいのごみ集積場に出しましょう。家電であっても同じようにごみ袋に入れて出せば問題ありません。

粗大ごみとして捨てる方法

粗大ごみの捨て方

粗大ごみに出す場合には、主に2つ方法があります。「戸別収集」か「施設に持ち込む」方法になります。

【戸別収集】

行政のホームページで回収日と回収品目を指定して予約します。指定日が決まっていますので、混雑状況によっては2週間〜1ヶ月後になる場合もあります。日にちに余裕を持って予約するようにしましょう。

回収日が予約できたら、次に粗大ごみ券を購入し粗大ごみ料金を納めます。粗大ごみ券はお近くのコンビニやスーパーで購入することができます。コンビニは24時間営業しているところが多いので、帰りが遅い人でも購入することができるでしょう。

粗大ごみシールは、処分品の見えるところに貼っておきます。

【施設への持ち込み】

ごみ処理施設に自身で直接持ち込む方法があります。自治体によっては実施していないところもありますので事前に必ず確認しましょう。

行政のごみ処理施設まで事前予約が必要なところもあります。粗大ごみ券を購入するところまでは同じです。予約した時間または、営業時間に持ち込みます。

ごみ処理施設は大きなトラックが行き交っていますので、くれぐれも安全には注意しましょう。

炊飯器の捨て方の注意点とデメリット

不正確な捨て方のリスク

ごみの分別にはくれぐれも気をつけましょう。不燃ごみだと思って捨てて、それが粗大ごみだった場合は不法投棄とみなされる場合もあります。

また、粗大ごみで捨てた場合や自治体の回収ボックスに入れた場合は、適切にリサイクルされますが、不正確な捨て方では行えません。炊飯器は「小型家電リサイクル法」の対象品です。これは廃家電の再資源化を促進するために制定された法律です。自治体に集められた廃小型家電は、リサイクル工場に送られ新たな資源となります。その資源から部品を作り再びメーカーの手に渡る仕組みになっています。

このようなリサイクルの流れに渡るためにも、適切な処分が必要なのです。

捨てる際にかかる費用と手間
粗大ごみに出す場合300〜500円
不燃ごみに出す場合無料
家電量販店の下取り無料(新製品の購入時)
550〜1,100円(回収のみ)

一般的には粗大ごみに出す方法を選ぶ人が多いですが、手間も費用もかかりますね。

買い替えの場合は、家電量販店に引き取ってもらうのが楽で良いでしょう。新しく製品を購入する時には引き取りもお願いするのが良いでしょう。

ただし、回収のみの場合は回収費がかかります。

まとめ

炊飯器の捨て方を正しく行うために

炊飯器を捨てる前に確認すべきポイント

炊飯器を捨てる際には、「大きさ」が重要なポイントになってきます。

一辺が30cm以内のもの→【不燃ごみ】

一辺が30cm以上のもの→【粗大ごみ】

行政ごみに出す前に、必ず確認しましょう。

番外編①:ネットオークションやフリマで売却

炊飯器がまだ使用できる場合は、リユースを検討してみるのも良いでしょう。ごみとして廃棄した場合は廃家電になってしまいますが、リユースとして誰かの手に渡ればお互いにとってメリットになります。

近年では、ネットオークションやフリマアプリを利用する人が増えています。自身で買い手を探せて、価格を自由に設定できるのが魅力でしょう。

だたし、出品のために写真撮影から梱包、配送作業までを自身で行わないといけませんので、慣れてない人にとってはハードルが高いでしょう。

番外編②:リサイクルショップで売却

こちらもリユースですが、まだ使用できる炊飯器をリサイクルショップに売却する方法もあります。あまり古すぎるものだと買取り価格がつかないこともあります。出張買取りを行っている業者もありますので、持ち込みが難しい方は利用してみると良いでしょう。

番外編③:不用品回収業者に依頼

処分したものが複数ある場合は、不用品回収業者にお願いする方法もあります。家電でも家具でもまとめて回収してくれるのが魅力的でしょう。

また、希望の日時に回収に来てくれるため、日が迫っていて行政ごみには間に合わない!という方も即日処分できます。

料金は最低5,000円〜のところが多いでしょう。中には定額パックを設定していて一番安いパックは10,000円〜のところもあります。複数不用品を依頼する時はお得になる場合もあります。初めてお問い合わせする方や、料金が気になる方は無料で見積もりを行ってくれる業者を利用すると良いでしょう。

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当記事の監修者
高岡 麻里恵
高岡 麻里恵さん
整理収納アドバイザー
自身も片付けが苦手だった過去から、出産を機に育児、家事の両立の生活に苦戦。 そんな生活をより良くするため、片付けが大切だと気付き、整理収納アドバイザーの資格を取得。 整理収納の知識を得て実践すると時間と心のゆとりができ、暮らしが豊かになった事から、同じ悩みを持つ方の力になりたいと思い 整理収納アドバイザーとして活動を開始。 現在はオンラインを中心に整理収納セミナーを開催。
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